■ゴリラと人の自撮りが、SNS上で大きな話題を呼んでいる
■撮影場所はコンゴ民主共和国にあるヴィルンガ国立公園で、ゴリラは小さいときに保護された
■写真に写るゴリラはともに人に慣れており、世話人のマネをよくするため立ち上がっているとのこと
こちらはコンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園。上の写真に写っているのは本物のゴリラだ。着ぐるみではない。
特に左側のゴリラはまるで人間のような堂々たる立ち姿を見せ、右のゴリラはカメラに写り込もうとしたのかちょっと前かがみになっている。
人間でも割と目立ちたがり屋な行動だ。
なんとも微笑ましい画だが、この状況ってもしかして危険なのでは?なぜ彼らは直立してカメラに写っているのだろうか?
生後間もなく保護されていた
この写真は先週18日に、パークレンジャーのマシュー・シャマブ氏が自身のFacebookに投稿したものだ。
一緒に写るゴリラはともに生まれて間もなく親と生き別れて、公園の保護施設に引き取られた孤児だという。
両方ともにメスで、それぞれ「ンダガジ」と「ンデゼ」と名付けられている。保護したときンダガジは生後2ヶ月、ンデゼは4ヶ月だった。
それ以来施設で育ったため、人には非常に慣れているのだ。
普通ゴリラのような霊長類が直立することはほぼないそうだが、彼女らは小さな頃から人間に囲まれていたので、人の立ち居振る舞いをよく真似するようになったらしい。
ヴィルンガ国立公園の代表によると「彼女たちは普段からとても生意気で、写真はその個性がよく表れた1枚」なんだそうだ。確かにちょっとしたツンツン感があふれている。