Point
■フランス・「プルガステル=ダウラ」街の委員会が「2000ユーロ(25万円)」の賞金付きで暗号解読コンテストを開催
■暗号は「プルガステル=ダウラ」の入江で5年前に発見された石碑に刻まれている
■石碑には大文字のアルファベット・船と心臓の図・日付けなどが刻み込まれている
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今から5年前、フランス・ブルターニュ地方の街「プルガステル=ダウラ」にほど近い入江で、干潮時にだけ現れる謎の石碑が発見された。
なんとこの石碑には、およそ230年前に刻まれたと思われる暗号で埋め尽くされていたのだ。
地元の専門家たちでも歯が立たないまま数年が経過し、ついにプルガステル=ダウラの委員会が「解読できた者に2000ユーロ(約25万円)の賞金を付与する」という条件でコンテストを開始すると公式発表した。
期限は今年11月30日まで。回答の提出はプルガステル=ダウラの町役場で受付中とのことだ。
暗号解読のプロでも判読不能
石碑の大きさは縦1mほどで、一面に支離滅裂な大文字が20行にわたって刻まれている。文字はフランス語でも用いられるアルファベットで、いくつかは文字が反転していたり逆さまに彫られている。
中には「Ø」のような文字も含まれており、これは主に北欧で用いられるスカンジナビア言語の母音を示す文字だ。
フランスAFP通信によると、文字の他にも帆船や十字架を負った心臓のシンボルが刻み込まれているという。そして日付けと思しき「1786」および「1787」の文字もあるそうだ。
町内委員のヴェロニク・マルタン氏によれば、その日付は街の近くにあった要塞を守るため複数の砲台を建設した日と一致しているらしい。しかし他の文字が解読できない以上真相はまったく分からない。