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大麻の起源が「花粉」の研究によって明らかに

2019.05.24 Friday

Credit: pixabay

Point

■マリファナの花粉の化石を調査することで、その起源に迫ることに成功した

■これまでその起源が「中央アジア」であることは分かっていたが、詳細な場所までは特定できていなかった

■その後大陸移動などを経て、マリファナはヨーロッパや中国、インドへと分散していったと考えられる

そんなところで…?

なにかと最近世間を騒がせがちなマリファナ(大麻)だが、ついにその起源が明らかとなった。約2800万年前、海抜10,700フィート(約3キロメートル)のチベット高原で誕生したというのだ。

研究は「Vegetation History and Archaeobotany」に掲載された。

Cannabis in Asia: its center of origin and early cultivation, based on a synthesis of subfossil pollen and archaeobotanical studies

https://link.springer.com/article/10.1007/s00334-019-00731-8

マリファナの「花粉」を調査

研究者が分析をおこなったのはマリファナの花粉の化石であり、花粉は数千年の期間をかけて、チベット高原からヨーロッパや中国、インドに分散していたことが明らかになった。

マリファナが中央アジアに起源を持つことは長く知られていたが、その詳細な場所については謎に包まれたままであった。そして今回の発見により、そのミステリーが解決したこととなる。

Credit: pixabay / チベット高原

米国バーモント大学の研究チームは、アジアにおけるマリファナの歴史に関連する人間の行動や、その進化についての理論を再構築するために、155の花粉の化石に関する研究を調査した。

そして彼らは、化石の遺伝的な分析をおこなった研究を調べることで、マリファナの起源についての場所と年代を特定することに成功したのだ。

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