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月で暮らすと地球はどのように見えるのか? (2/2)

2019.07.20 Saturday

前ページ地球に向くのは同じ月面だけ

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視点が変われば「現象」も変わる

また月の半分は常に太陽に照らされているため、月相が発生している。しかし地球から見て月と太陽の方向が一直線に並ぶとき、月に反射した太陽光が地球に届かなくなる。こうして暗く見えなくなった月を「新月」と呼ぶ。

しかし一方で月面上の観察者は、地球が太陽に照らされることでフル・ムーンならぬフル・アースを見ることができるそうだ。

Credit:pixabay

さらにニコルソン教授は「もし月に住んでいたら、地球は月よりずっと大きいので日食が見やすくなる」と指摘する。地球の直径は月のおよそ4倍におよんでいる。

ただ少し複雑になるが、この場合、地球視点での「月食」が月面では「日食」に当たる。月食とは太陽と月の間に地球が割り込むことで、地球の影が月にかかり月面が欠けて見える現象である。

しかしこれは月面上にいると地球が太陽を覆うことになるので、月からは太陽が欠けて見えたり、あるいは全く見えなくなったりするわけだ。この現象は月面上にいると、年に2〜3回起こるという。

天体の全体的な動きは何も変わらないが、視点が変われば見え方も大きく変わるのだ。なんだか奥が深い。

金星や土星から見える太陽はこんな感じ

reference: livescience / written by くらのすけ

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