環境規制にはハイブリッドで対応
音量の問題だけでなく、環境規制にも対応しなければなりません。
そこでフェラーリは、ハイブリット車(以下HV)である「SF90 STRADALE」を開発。HVはガソリンで動くエンジンをモーターでアシストすることで燃費を向上させた自動車です。
「SF90 STRADALE」はフェラーリこだわりのエンジン音を奏でつつ、最高出力780馬力を実現する、非常にパワフルなモデルになりました。
フランチェスコ氏いわく、フェラーリは常に新しい技術を最大限に活かすことを目指しているそうです。
現在、世界ではHVよりさらに環境に配慮した電気自動車(以下EV)の開発が進んでいます。EVはエンジンを積まず、モーターのみで動く自動車です。
実は、エンジン音にこだわるフェラーリにとって、エンジンがないEVは天敵と言える存在で、2022年に発売を予定していた初のEVも2025年へ発売延期となっています。
純粋なエンジン音へのこだわりを一貫して、音の要素を含むEVの新しい技術を開発するのか、もしくはこだわりを捨てスピーカーによる人工のエンジン音を採用するのか…。
今後のフェラーリの動向が気になりますね。
reference: BRÜEL & KJÆR , engadget / written by shuni