空気が燃料代わりになる時代がやってくる
今回の研究により、化石燃料を使わなくても、十分に空気を噴出する勢いが得られることがわかりました。
エンジンが実用化されれば、航空機は化石燃料を積む重みから解放される可能性もあるでしょう。
もっとも、燃料の代わりにバッテリーを積み込む必要はありますが、バッテリーの性能は急速に上昇しているので、希望はありそうです。
なにより、化石燃料の産出が少ない日本のような国にとっては実用化の恩恵は大きくなるでしょう。プラズマの膨張をピストン機構に組み込めば、車や工場も空気で動くようになるからです。
そうなれば、地球温暖化問題も解決に向かう可能性があるかもしれません。
研究内容は中国政府の支援を受け、武漢大学のDan Ye氏らによってまとめられ、5月5日に「AIP Advances」に掲載されました。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/46508