ヘアカットロボットの構造
通常スタイリストは2本の指、もしくは櫛で髪の毛を分離してカットします。
ヘアカットロボットはこの動きを再現するために、3つの自動制御装置を利用しています。
指で髪の毛を挟む装置、ハサミでカットしつつ前進させる装置、髪を持ち上げるためのバキューム装置です。
また、頭全体をカットするには、ハサミが様々な角度から入れられなければいけません。ヘアカットロボットは複数の回転機構によって、それを可能にしています。
加えてロボットには物理センサーが備わっており、スイッチが頭に当たることで頭の位置を把握できます。
では、髪型はどのように決まるのでしょうか?
こちらもショーン氏があらかじめ作成したプログラムによって決まります。
一見、坊主頭のように見えますが、モニター画像の明るい部分が長くカットされ、暗い部分が短くカットされるようになっています。
加えて、前髪と耳の周りの角度を指定することで、細かい髪型を設定できるのです。