今後NASAは太陽方向への監視体制も強化する
今回はあっさりと気づかれずに地球への接近を許してしまいましたが、太陽方向が監視の隙間になるということは天文学者も認識している事実です。
現在NASAは太陽方向からくる小惑星や彗星を検出できる宇宙望遠鏡の開発を進めています。
2020年のNASAの予算では実に3600万ドル(38億円)近い資金が、この望遠鏡開発に投入されています。
うまく資金提供が続けば、この望遠鏡は2025年にも稼働させることができる可能性があります。
現在のところ、小惑星によって危険にさらされた経験を人類は持っていませんが、かつてはそれを原因とした大量絶滅があったことも事実です。
小惑星の監視体制と対策は、早く実現されるに越したことはないでしょう。