世界最高速のインターネット回線とは?
ネット回線の記録更新を果たしたのは、XteraとKDDI Researchの2社が協力し、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)電気電子工学科のLidia Galdino博士が代表をつとめる研究チームです。
これまで世界最速のデータ伝送速度記録を保持していたのは日本の研究チームでしたが、Galdino博士のチームはその速度記録を一気に5倍も更新してしまいました。
毎秒178テラビットというこのデータ転送速度は、サイズが15GBある4K動画を1秒間に1500件ダウンロードできる速度です。100GBを超えるゲームのダウンロードなら1秒もかかりません。
こうした光速のデータ伝送は、現在光ファイバーで一般的に使用されているよりもはるかに広い範囲の波長でデータを伝送することで達成されています。
現在のインフラでは4.5THzに制限された帯域幅が使用されており、新しい規格では9THzの商用帯域幅のシステムも市場に参入し始めていますが、研究チームが使用したのは16.8THzの帯域幅です。