室内で土を使わずに作物を育てる「垂直農法」
垂直農法とは、階層構造を利用して垂直的に作物を生産する農法です。
従来の農法とはまったく異なり、室内かつ限られたスペースで効率的に農作物を生産できます。そのため持続性のある農法として近年特に注目されてきました。
台湾の企業YesHealth Groupは10年以上の研究の末、独自の垂直農法を開発。現在、台湾最大の垂直農園として利益を上げています。
そして今回、デンマークの企業NordicHarvestが、YesHealth Groupと協力して、デンマークにも持続可能な垂直農法を導入しました。
デンマークに導入された垂直農法は、他の室内農場と同様、水耕栽培を採用しています。
水耕栽培とは土を必要とせず、水と液体肥料のみで作物を育てる農法です。
土壌全体に水を撒かなくてよいので少量の水で生産でき、農薬も必要ありません。
さらに、野外農場で起こりうるサルモネラ菌のような病気のリスクも回避できます。