「Z」の起源は地球外かもしれない
Zゲノムの起源はどこまで遡れるのか?
研究者たちがZゲノムを構成する、塩基「Z」の合成酵素(PurZ)が、古細菌の塩基「A」合成酵素(PurA)と非常に遠い関係であることが判明します。
この結果は、Zゲノムが地球における生命発生の初期のころから、通常のDNAと並んで存在してきたことを示します。
さらに興味深い事実としては、1969年に南極に落下した隕石から、地球外起源であると推定される塩基「Z」が、雑多な塩基に混じって発見されているのです。
もし塩基「Z」が地球外に起源を持ち、最初の生命がこれを利用していた場合、ZTGC型こそが元祖であり、ATGC型が亜流という結果になります。