真空チャンバーでオレオが分離するのはなぜ?
The Action Labは、オレオが真空チャンバーできれいに分離する理由を次のように推測しています。
画像でもわかるように、容器内が真空になるにつれて、オレオは膨張していきます。
これは登山に持っていったポテチの袋が気圧の低下と共にパンパンに膨らむ現象に似ています。
周囲が徐々に真空になることで、クリームに溶け込んだ空気が膨張したのでしょう。
そして容器内に空気が一気に戻ると、オレオは元のサイズに戻りました。
この「一旦大きくしてから元に戻すプロセス」がオレオをきれいに分離するというのです。
膨張はゆっくりですが、収縮は瞬時であるため、クリームが左右のクッキーからはがれてしまうのかもしれません。
また動画のコメント欄には、この「膨張と収縮」の理由以外にも、「水分」が関係しているという意見もありました。
真空にすることでクリームの水分も取り除かれ、べたつきがなくなった結果としてきれいに分離できるというのです。
確かにクリーム内の空気が膨張して外に飛び出したとき、含まれていた水分も一緒に抜けた可能性はありますね。
そのため電子レンジでオレオを数秒加熱するなら、同様の現象が得られるともコメントされています。
もちろん、オレオの状態変化を科学的に分析したわけではないので、詳細な点は分かりません。
しかし動画で証明されているように、真空チャンバーがあればオレオを分離できるのは事実なようです。
ちなみにオレオのクッキーだけを味わいたいがために、クッキーだけを自作する猛者もいます。
とはいえ「自分できれい分離させる」という特別な喜びを味わいたいなら、「オレオと一緒に真空チャンバーも購入する」という、さらなる高みを目指してみましょう。