ジャンル別でみる「性格傾向」あなたはどのタイプ?
研究者たちは今回、性格のビッグファイブ(外向性、協調性、誠実性、神経症傾向、開放性)という世界標準の性格モデルを使い、映画ジャンルごとの性格傾向を調査しました。
それでは、各ジャンルごとにどんな性格傾向が見えてきたのでしょうか。
冒険映画(アドベンチャー)
スピード感や非日常を求める冒険映画が好きな人は、「外向性」が高く、社交的でエネルギッシュな傾向がありました。
一方で「誠実性」と「神経症傾向」は低めで、細かい計画よりもその場のノリや直感を重視するタイプが多いと考えられます。
ドラマ映画
人間模様や感情の揺れ動きをじっくり描くドラマ好きは、「誠実性」と「神経症傾向」が高め。
責任感が強く、感情に敏感である一方、やや内向的で自分の世界に没入しやすい傾向もありました。
コメディ映画
コメディ映画については、驚くべきことに「どの性格特性ともほぼ無関係」という結果に。
つまり、真面目な人も自由人も、お笑い好きには国境も性格も関係なし——“みんなの娯楽”であることが裏付けられた形です。
ロマンス映画
恋愛映画を好む人は、「神経症傾向」と「開放性」が高め。
感情の起伏に敏感で、新しい経験や刺激を求める傾向が強い一方、「外向性」や「協調性」はやや低めで、内省的で自分のペースを大事にするタイプが多いようです。
ホラー映画
ホラー映画好きの性格傾向は一風変わっています。
「外向性」「協調性」「誠実性」が高く、社交的で組織的な面がありながら、「神経症傾向」と「開放性」は低めで、感情が安定し、奇抜な発想にはあまり惹かれない傾向が示されました。
“意外と几帳面でチームワーク派”なホラーファン、というイメージです。
ミステリー映画
ミステリーや推理ものが好きな人は、「開放性」が高く、知的好奇心や新しい発想を重視する傾向が強い一方、「誠実性」「協調性」はやや低め。
型にはまらず、自分の頭で考えて謎解きを楽しむ「ひとり時間」も大切にするタイプといえそうです。