自慰と性交では、絶頂に対する身体の反応がまるで違う
自慰と性交は、まったく異なる性的体験ですが、最終的に至る「絶頂」においても身体の反応は異なっているのでしょうか?
英国の心理学者スチュアート・ブロディ(Stuart Brody)博士らの研究グループは、男女の被験者に協力してもらい、実験室という管理された環境で「自慰」と「性交(ペニス・膣交配)」それぞれの後の血液を採取し、血液中のホルモン濃度を測定しました。
すると、プロラクチンというホルモン量に非常に明確差が示されたのです。
「プロラクチン(Prolactin)」は、もともと女性の母乳生成を促すホルモンとして発見されましたが、非常に多機能なホルモンであることが後に判明しており、性行動においては「性的満足感(飽和)」のバロメーターと見なされています。
性行動でこのホルモンが十分に分泌されることは、脳に対して「もう十分満足した」という強いシグナルとなり、性的な渇望が満たされた感覚をもたらします。
これは、パートナーとの性行為による絶頂では、プロラクチンが高ぶった神経を深く鎮めるため、「満ち足りたリラックス状態」を引き起こす可能性を示唆します。
一方で、自慰の場合はプロラクチンが弱いため、身体的な興奮が完全には収まらず、どこか満たされない疲れた感覚が残りやすくなる可能性を示唆しています。
このような結果になる理由について、研究者は生殖に直接つながる性交が、進化の過程で「最も生理的に報われる体験」になるよう、強力な報酬系を組み込まれた可能性が考えられると考察しています。
パートナーとの性行為後に訪れる「40分間の同期」現象
身体的な鎮静メカニズムに続いて、精神的な満足感の違いについても見ていきましょう。
近年の研究では「行為が終わった後の時間」にも、パートナーの有無による決定的な違いがあることが分かってきました。
コネチカット大学(University of Connecticut)のアマンダ・デネス(Amanda Denes)准教授らの研究チームは、カップルが自宅で性行為を行った際、その前後の唾液に含まれる「オキシトシン(Oxytocin)」の値を調査しました。
オキシトシンは、信頼感や親密さを高めることから「絆のホルモン」とも呼ばれています。
これまでの多くの研究では、オキシトシンは絶頂の瞬間にピークを迎えると考えられてきました。
しかし、デネス准教授らが49組のカップルを対象に行った調査では、意外な事実が明らかになりました。
多くの参加者において、オキシトシンの濃度が最も高くなったのは、行為の直後ではなく、その40分後だったのです。
さらに注目すべきは、その時間の二人の状態です。
女性と男性のオキシトシン濃度を比較すると、行為から20分後、そして40分後に、お互いのホルモン値が似たような動きを見せる「同調(シンクロ)」という現象が確認されました。
これは、二人の生物学的なリズムが、性行為の後の時間を通じて一つに重なり合っている可能性を示唆しています。
興味深いことに、このオキシトシンの上昇は、必ずしも「オーガズムに達したかどうか」とは直接関係していませんでした。
つまり、絶頂そのものよりも、その後の時間をパートナーとどう過ごすかが、二人の絆を深めるホルモン的な同調を生み出している可能性があるのです。
生物学的な性行為の報酬は、絶頂そのものだけでなく、その後の40分間にパートナーと共有する「同調した時間」にあったのです。
ただ、男性が性交でオーガズムに達しないということは稀ですが、女性は性交でオーガズムに至れないケースが比較的多いことが報告されています。
そのため、このパートナーとの同調は女性において特に重要になっている可能性があります。
この点については、他にも興味深い研究報告があります。それが女性と男性における行為後の気分の落ち込みの違いです。


























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