画像
Credit: en.wikipedia
animals plants

【青い顔&タラコ唇】絶滅危機にある「稀少なサル」に復活の兆し

2026.02.24 12:00:20 Tuesday

青い顔につぶらな瞳、ぷっくりとしたタラコ唇。

思わず二度見してしまうこのユニークなサルの名前は「トンキンシシバナザル(Rhinopithecus avunculus)」といいます。

この種は今、世界で最も絶滅の危機にある霊長類の一つであり、ベトナム北部にしか生息しない固有種で、一時は絶滅寸前とまでいわれていました。

しかし最新の調査で、この稀少なサルに“静かな希望”が見え始めています。

Blue-faced, puffy-lipped monkey scores a rare conservation win https://www.popsci.com/environment/tonkin-snub-nosed-monkey-conservation-vietnam/ One Of The World’s Most Endangered Primates Is Making A Comeback, One Pouty Baby At A Time https://www.iflscience.com/one-of-the-worlds-most-endangered-primates-is-making-a-comeback-one-pouty-baby-at-a-time-82626

わずか50頭からの再出発

トンキンシシバナザルは、ベトナム北部のカルスト石灰岩地帯に広がる森林にのみ生息しています。

現在確認されている主な生息地は、クアンバ森林と一部の生息地保全区です。

1990年代にはほとんど姿が確認されず、一時は絶滅した可能性さえ疑われました。

2002年、保全団体ファウナ・アンド・フローラ(Fauna & Flora)の調査チームがわずか50頭の個体群を発見したとき、状況は極めて危機的でした。

このサルは国際自然保護連合(IUCN)で「絶滅寸前(Critically Endangered)」に分類されています。

【トンキンシシバナザルの画像はこちらからご覧いただけます】

世界に現存するシシバナザル属の中でも最も希少な種とされ、総個体数は近年まで約250頭と推定されてきました。

主な脅威は密猟と森林伐採です。特に農地拡大による生息地の分断は深刻で、森が小さな断片に分かれてしまったことで、個体群の孤立が進みました。

それでも保全活動は続けられました。地域コミュニティと協力しながら、監視体制の強化や環境教育、生計支援プログラムなどが地道に実施されてきたのです。

次ページ赤ちゃんの確認が意味するもの

<

1

2

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

スマホ用品

動物のニュースanimals plants news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!