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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
psychology

オシッコ我慢してると「ゲームが上手くなる」可能性

2026.02.26 18:00:54 Thursday

大事なボス戦の最中に、突然の尿意。

「一時停止してトイレに行くべきか、それともこのまま戦うべきか」と葛藤した経験はありませんか。

実はこの“我慢”が、あなたのゲームプレイをわずかに向上させている可能性があります。

オランダ・トウェンテ大学(Universiteit Twente)の先行研究(Psychological Science)で、「膀胱をコントロールしている状態が衝動的な選択を減らす」という意外な結果を報告しているのです。

つまり、オシッコを我慢している状態が、衝動的な意思決定を減らし、ゲームのプレイ向上につながる可能性が指摘されているのです。

Having to pee makes you scientifically better at video games https://www.popsci.com/science/having-to-pee-makes-you-better-at-video-games-weirdest-thing-podcast/ Full Bladder, Better Decisions? Controlling Your Bladder Decreases Impulsive Choices https://www.psychologicalscience.org/news/releases/full-bladder-better-decisions-controlling-your-bladder-decreases-impulsive-choices.html
Inhibitory spillover: increased urination urgency facilitates impulse control in unrelated domains https://doi.org/10.1177/0956797611404901

膀胱のコントロールが「自己制御」に波及する?

この研究の出発点は、「身体の欲求は私たちの判断をどう変えるのか」という問いでした。

空腹や性的興奮は衝動性を高めることが知られていますが、逆に“抑える”必要がある欲求はどうなのでしょうか。

研究チームは「抑制のスピルオーバー効果(Inhibitory Spillover)」という仮説を立てました。

これは、ある抑制行動が別の抑制行動にも波及するという考え方です。

実験では、参加者に約700~750ミリリットルの水を飲んでもらい、約40分待機させました。

これは水が膀胱に達する時間です。

その後、「明日16ドルをもらう」か「35日後に30ドルをもらう」かといった、即時小報酬と遅延大報酬のどちらを選ぶかという課題を行いました。

結果は明確でした。

膀胱がより満たされていた参加者ほど、将来の大きな報酬を選ぶ傾向が強かったのです。

つまり、目先の誘惑に飛びつかず、より合理的で長期的な判断をしていたのです。

さらに、排尿に関連する言葉を意識させるだけでも、同様に衝動性が低下する傾向が確認されました。

次ページなぜ「我慢」が判断力を高めるのか?

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