動物の体色はどう決まるのか?
動物の体色や鳥の羽の色は、主に2種類の色素のバランスによって決まります。
黒から暗褐色を生み出すユーメラニンと、黄褐色から赤褐色を生み出すフェオメラニンです。
この2つのどちらが多く作られるかを制御しているのが、「MC1R(メラノコルチン1受容体)」と呼ばれるタンパク質です。
これは色素細胞に存在する受容体で、いわば“色の切り替えスイッチ”の役割を担っています。
通常、このスイッチは常にオンになっているわけではありません。
ホルモンであるα-MSHが結合したときに一時的に活性化し、その結果として黒色のユーメラニンの合成が促進されます。
逆に、スイッチの活性が低いとフェオメラニンが優位となり、より明るい色合いになります。

つまり一般的な動物では、「必要なときだけ黒を作る」という調整が行われているのです。
これまでの研究でも、このMC1Rの変化が体色の進化に関わることは知られていました。
例えばマウスやニワトリでは、たった1つのアミノ酸の変化によってスイッチが常にオンになる例が報告されています。
しかし野生の鳥で、しかも全身が均一に黒いカラスにおいて、この仕組みが実際に機能として確認されたことはありませんでした。
























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