画像
同棲の受け止め方が同じカップルは幸福度が高い / Credit:Canva
psychology

同棲を始めて「幸せを感じやすい」カップルの特徴が判明

2026.06.21 12:00:56 Sunday

同棲は、恋人同士にとって大きな節目の1つです。

しかし同じ家に住み始めても、それを「楽しみな新生活」と感じる人もいれば、「自由が減る」と感じる人もいます。

ドイツのフンボルト大学ベルリン(HU Berlin)の研究チームは、同棲を始めたカップル200組を対象に、この「同棲の受け止め方」と関係満足度の関連を調べました。

その結果、同棲という出来事を2人が似たように受け止めているカップルほど、関係に満足している傾向があると明らかになったのです。

この研究は2026年5月25日付で学術誌『Social Psychological and Personality Science』に掲載されました。

What psychologists noticed about couples who are happiest when moving in together https://www.psypost.org/what-psychologists-noticed-about-couples-who-are-happiest-when-moving-in-together/
Similarity of Major Life-Event Perceptions and Relationship Satisfaction Among Romantic Couples: The Case of Moving in Together https://doi.org/10.1177/19485506261445677

同棲に対する受け止め方が似ているカップルは幸福度が高かった

同棲は、カップルが同時に経験する代表的なライフイベントです。

しかし心理学的に重要なのは、「同棲した」という事実だけではありません。

その出来事を本人がどう感じたか、つまり「出来事の受け止め方」も大きな意味を持ちます。

たとえば一方は、同棲を「関係が前進した前向きな節目」と感じるかもしれません。

一方でもう片方は、「自分の時間や空間が減る、不安の多い変化」と感じるかもしれません。

つまり、同棲は2人で経験する出来事であっても、心の中では別々の意味を持つことがあるのです。

これらはカップルにどんな影響をもたらすのでしょうか。

そこで研究チームは、同棲を始めた異性愛カップル200組、計400人のデータを分析しました。

参加者の多くは20代半ばで、ほとんどが未婚のカップルでした。

最初の調査時点では、約8割のカップルが同棲開始から4週間未満でした。

参加者は、同棲について「どれくらいポジティブだったか」「予測しやすかったか」「大変だったか」「感情的に大きな出来事だったか」「人生に影響したか」など、複数の観点から回答。

さらに、自分自身の感じ方だけでなく、「相手はこの同棲をどう感じていたと思うか」も答えました。

加えて、現在の恋愛関係にどれくらい満足しているかも測定されています。

その結果、同棲の受け止め方が似ているカップルほど、関係満足度が高い傾向が見られました。

また、相手の感じ方をうまく推測できていることも、満足度の高さと関連していました。

では、2人の「受け止め方の一致」は、どのような意味を持つのでしょうか。

より詳細な結果は次項で見ていきます。

次ページ「考え・見方の共有」がカップルの信頼や満足度を高める

<

1

2

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

心理学のニュースpsychology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!