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初期の恋人選びでは「総合力」よりも「1つの強い魅力」が有利かもしれない / Credit:Canva
psychology

恋人選びは「1つの強い魅力」に左右される

2026.06.30 06:30:45 Tuesday

恋人を選ぶとき、私たちは相手の魅力を冷静に“総合点”で見ているのでしょうか。

米ノースカロライナ大学ウィルミントン校(UNCW)の研究チームは、仮想的なデート相手を選ぶ実験を行い、誰を選ぶかだけでなく、どれくらい速く選ぶかまで計算モデルで予測しました。

その結果、初期の恋人選びでは、複数の長所を均等に足し合わせるのではなく、ひときわ強い魅力が全体の印象を大きく押し上げる可能性が示されました。

研究の詳細は、は2026年2月16付の『Cognitive Science』に掲載されています。

One highly desirable trait can dominate how you choose a romantic partner https://www.psypost.org/one-highly-desirable-trait-can-dominate-how-you-choose-a-romantic-partner/
Psychological Value Theory: Predicting Initial Romantic Partner Choice From a General-Purpose, Computational Cognitive Model of Value-Based Choice https://doi.org/10.1111/cogs.70181

恋人候補の「価値」はどう判断されているのか

これまで恋愛心理学では、人がどんな特徴を持つ相手に惹かれるのかが多く調べられてきました。

親切さ、知性、創造性などは好まれやすく、攻撃性や不誠実さなどは避けられやすい特徴です。

では、実際に相手を選ぶとき、私たちはそれらの特徴をどのように組み合わせて、最終的な「この人がいい」という判断に至るのでしょうか。

研究チームは、Psychological Value Theory(PVT)という意思決定モデルに注目しました。

これは、私たちが物事を選ぶとき、その対象に感じる「心理的価値」に基づいて判断するという考え方です。

研究チームは、恋人を選ぶ場面も、買い物や寄付、道徳判断などと同じように、価値に基づく一般的な意思決定として説明できるのではないかと考えました。

実験1では108名が参加し、分析対象となった99名が、仮想的なデート相手を選ぶ課題を250回行いました。

それぞれの相手は「知的」「親切」「攻撃的」など、1つの特徴だけで説明され、参加者はどちらとデートしたいかを選びました。

結果として、心理的価値が高い特徴を持つ相手ほど選ばれやすく、価値の差が大きい組み合わせほど判断も速くなる傾向が見られました。

たとえば、一方が明らかに好ましい特徴を持ち、もう一方が避けられやすい特徴を持っていれば、多くの人はあまり迷わず前者を選びます。

一方で、どちらも同じくらい魅力的に見える特徴同士を比べる場合は、判断に時間がかかりやすくなります。

つまりこのモデルは、どちらが選ばれやすいかだけでなく、どんな組み合わせだと人はすぐ決め、どんな組み合わせだと迷いやすいのかまで説明できたのです。

実際、PVTは実験1で選択と反応時間のパターンの90%を説明し、個人ごとの選択でも平均74%を説明しました。

実験2では、相手が1つまたは2つの特徴で説明され、複数の特徴をどう統合して判断するかが調べられました。

そこでは、より興味深い結果が得られました。

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