線路に敷き詰められた石「バラスト」
最初に、線路の仕組みについて解説します。
線路は「並行に敷かれた2本のレール」と「マクラギ」、そして敷き詰められた石「バラスト」で成り立っています。
マクラギとはレールの下に一定間隔で並べられた木の板のことです。
このマクラギには2本のレールを支えて安定させる役目があります。
以前は「枕木」と漢字で表記されていましたが、現在では木以外も使用されるため、「マクラギ」という表記で統一されています。
そしてマクラギの下や周囲に敷き詰められた石のことを「バラスト」と呼びます。
ちなみにレールとマクラギは固定されていますが、マクラギが地面のどこかに固定されているわけではありません。
単にバラストの中に埋まっているだけです。
ただしバラストがしっかりと敷き詰められているので、マクラギは簡単には動かず、列車が走行しても大きくズレてしまうことがありません。
では、線路の石「バラスト」にはどのような役目があるのでしょうか?