更なる調査で犬の給餌頻度の常識が変わる可能性も
今回の研究において、1日1回の給餌が犬の健康に何かしらのいい影響を与えることはわかったものの、そのメカニズムは明確になっていません。
このため、著者であるブレイ氏も「犬の給餌回数については更なる調査が必要で、このデータによって今の給餌頻度をいきなり変える必要はない」と言っています。
とはいえ、現在主流となっている「成犬には1日2回」という給餌方法についても何か特別な根拠があるわけではありません。
1日1回の給餌が犬の健康に及ぼす影響のメカニズム等が明確になれば、犬の給餌回数を見直される可能性も十分にあり得ます。
まとめ
ここまで犬の給餌頻度について、最新の研究で得られた情報も交えてご紹介してきました。
野生下での食事を考えれば「1日1食が犬の体にとって最適」となるのも納得できることではありますが、まだまだ調査・研究が必要な段階であるようです。
また、犬や猫を始めとするペットたちには、人間と同様に個体差があります。
給餌頻度も体質や持病を踏まえてその子に合ったものにしてあげるのがベストです。
ただ、こういったペットの健康に関する研究が日々進んでいるのはペットを飼っている私にとっても非常にありがたいことだなと感じます。
飼っているペットに寄り添いつつ、さまざまな研究結果も学びながら、ペットと暮らせる日々を1日でも長くできたらいいですね。