映像だけではない!VRの没入感を高める体感型デバイス
VRゲームの没入感を高める方法の1つは、外部装置を用いたユーザーへの刺激の追加です。
例えば、ゲーム内の出来事と同期させてファンで風を送ったり、電気刺激を与えたりするなら、プレイヤーはゲームの出来事をまるで現実のように体感できます。
また可動式シートに座って体全体を動かす方法もあります。
ところが、これらのデバイスには制限があります。
没入体験を生み出すために大掛かりな設備が必要になってしまうのです。
ゲーム内の「スーパージャンプ」の感覚を現実でも得たいなら、ワイヤーとウインチでプレイヤーを実際に吊り上げたり降ろしたりしなければいけません。
ゲームセンターなどの専用の施設であれば導入できるかもしれませんが、個人が入手するのは難しいでしょう。
また施設でVRゲームをすると、プレイヤーの気が散ってしまい、没入感を妨げるというデメリットもあります。
つまり、VRゲーマーたちが必要としているのは、家の中でも気軽に使用できる安価な刺激追加デバイスなのです。
そこでニス氏ら研究チームは、高いジャンプ感覚が簡単に得られるバックパック「ジャンプモッド(JumpMod)」を開発しました。