ロボットの跳躍力を高めるカギは「爆発力」!?
ロボットアクションゲーム「アーマード・コア6」では、これまでのシリーズに引き続き、逆関節タイプの脚部が登場します。
この逆関節タイプは、通常の二脚タイプとは異なり、跳躍力に優れています。
ジャンプする際に逆さになった関節を折り曲げて溜め、そのエネルギーを一気に放出することで高くジャンプできるのです。
もちろんこれはゲームの世界での話ですが、現実のロボットのジャンプ力を高めるためにも、「エネルギーを溜めて一気に放出する」という爆発力は効果的でしょう。
そしてシェパード氏ら研究チームが新しく開発したロボットは、文字通り「爆発」させることで、高いジャンプ力を生み出すことに成功しました。
一般的なロボットにはバッテリーが積まれており、電気的に動作します。
バッテリーには「静か」「クリーン」というメリットがありますが、エネルギー密度は大きくありません。
一方、メタノールなどの化学燃料のエネルギー密度は圧倒的であり、バッテリーの20~50倍にもなります。
そこでチームは、ロボット脚部の関節内部に燃焼室を設置し、そこで小規模な爆発を引き起こすことで、ロボットが地面を蹴るための強い力を生み出すことにしたのです。