白変種のワニが誕生!飼育下では世界初
白変種のワニは極めてレアであり、新たに生まれた赤ちゃんを含めても世界に8匹しか知られていません。
同園のCEOであるマーク・マクヒュー(Mark McHugh)氏は、この奇跡のワニが生まれるに至った経緯を説明しています。
マクヒュー氏は2008年に、ルイジアナ州ニューオーリンズにあるオーデュボン動物園(Audubon Zoo)から「景気が悪くてワニを飼育できないので引き取ってくれないか」との連絡を受けました。
その中にいたのが白変種のワニ「ジェイアン(Jeyan)」でした。
ジェイアンはアメリカアリゲーター(学名:Alligator mississippiensis)のオスで、真っ白な体を持っています。
加えて「アシュリー(Ashley)」という別のメス個体も引き取っていました。
彼女の見た目は普通の個体と同じ体色をしていますが、表(見た目)には現れない潜性遺伝子として白変種のDNAを持っていると考えられていました。
それ以来、ゲーターランド(Gatorland)はこの2匹の繁殖を進めており、今年8月ついにその成果が形となって現れます。
アシュリーは2つの卵を産み、一つからは典型的な茶褐色のオスのワニが、そしてもう一つから純白のメスのワニが誕生したのです。
こちらは白変種のメスが生まれる瞬間を捉えた映像です。
キャプションには「白変種のワニの赤ちゃんがゲーターランドで生まれました。飼育下での誕生は世界で初めてです!」との旨が書かれています。
A Baby Leucistic Alligator has hatched at out at Gatorland & it is the first one in the world‼️ #alligator #leucisticalligator #whitealligator #rare #amazing #alligators #florida pic.twitter.com/oHn54xxQnR
— Gatorland Orlando (@Gatorland) December 7, 2023
このメスの赤ちゃんは透き通るような真っ白な肌をしており、瞳の色は深いクリスタルブルーとなっています。
マクヒュー氏も「これは珍しいなんてものじゃなく、まったく驚くべきことです!」と喜びを爆発させています。
しかし、真っ白という点では「アルビノ」も同じですが、白変種とは何がどう違うのでしょうか?