銀河ぬーべーの存在が「ダークマター」の新たな性質を示しているかもしれない
銀河ぬーべーの存在は、天文学者たちを困惑させています。
銀河ぬーべーは、全体的に拡散しており、中心に質量がほとんどないにも関わらず、銀河として1つにまとまっています。
一見したところ、ぬーべーには相互作用も無ければ、奇妙な性質を示す他の兆候も見られないようです。
天文学者たちは、既存の宇宙モデルや様々なシナリオに当てはめたとしても、ぬーべーがどのようにして1つにまとまっているのか説明できません。
例えば、一般的に受け入れられている「コールドダークマター(SOD)モデル」では、ダークマターの粒子が非常に遅い速度で動き、銀河や銀河団などの成長に影響を与えると考えられています。
この理論により、宇宙の大規模な構造を説明することはできますが、ぬーべーのような存在を説明することはできないのです。
研究チームは、ぬーべーの構造を説明する新たな説として、「ダークマターを構成する粒子の質量は極めて小さい可能性がある」と述べています。
もしこれが本当なら、「ダークマターが量子物理学の特性を銀河規模で証明したことになる」のだとか。
もちろん、これは仮説の1つに過ぎませんが、現在研究チームは、理解をより深めるために、ぬーべーのような「暗い銀河」を新たに探しています。
銀河ぬーべーを取り巻く「不思議な」物語は、まだまだ続きそうです。