映っているのは絶縁破壊による「リヒテンベルク図形」
via GIFER
このGIFでも、最初に示した映像と同じ様に、樹木の根のような模様が一瞬で生じています。
両者は同じ原理によって、この木の根のような模様を描いていて、原理的には同じ現象です。
上のGIFで示されているのは絶縁体である透明なアクリルボードやポリカーボネートなどに高電圧で傷をつける実験で、上部と下部に電極が設置されており、上部のマイナス電極を起点に連鎖的に電子が飛んでアクリル内に傷を付け、放電の経路や分岐パターンが描かれています。
木の根のようなすごい模様ができていますが、これは固体・液体・気体に限らず、絶縁体を電気が破壊しながら進行したときに現れる放電のパターンで、リヒテンベルク図形と呼ばれています。
雷が空気中を移動するときもこのような形になりますし、雷に打たれた人の体にも、このような傷跡が残ります。
なんでこんな模様になるの? という疑問が浮かびますがここには電子なだれという現象が関係しています。
そのきっかけになっているのが、GIFの場合はハンマーです。