球形ロボット「Rotunbot」
例えば、アメリカでは爆発物処理ロボット犬が、不審物の調査や処理を行っています。
また、日本ではAI監視カメラと連携する巡回ロボットの実験が行われており、それらのロボットは、駅やショッピングモールの異常を検知して通報する役割を担うことができます。
これらのロボットは主に地上での活動に特化しています。
しかし、中国の警察が試験導入したロボット「Rotunbot」は、その枠を超えた画期的な存在です。

このロボットの最大の特徴は、そのフォルムにあります。
「警備ロボット」と聞けば、人型やロボット犬などを想像する人も少なくありませんが、このロボットは球形であり、密閉された球形の外殻による強力な自己防護能力を備えています。
また、従来のロボットにありがちな問題である「転倒」とは無縁です。
では、このボール型のロボットは、どのように犯罪者を取り締まるのでしょうか。次項で見てみましょう。