球体が犯罪者を追い詰める!「Rotunbot」の実力とは?
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Rotunbotは重さ125kgの球形のロボットであり、転がりながら犯罪者を追跡できます。
ジャイロスコープによる自己安定化技術を用いて静かに動作し、GPSや複数のカメラ、超音波センサーによって周囲の環境を認識します。
これにより、障害物を回避しながらターゲットをひたすら追跡することが可能です。
陸上と水上の両方で最大時速35kmで移動できるだけでなく、非致死性の武器を搭載しています。
China’s police now have a new support: a spherical patrol robot that can hit 30 km/h in just 2.5 seconds. Inspired by a concept originally in Mercury probe project, this high-speed machine is ready to roll on both land and water. #FutureChina pic.twitter.com/q0sdEkYfxB
— China Xinhua News (@XHNews) December 14, 2024
催涙ガス、発煙弾、クラクション、ネットなどを用い、犯罪者を追い詰め、捕らえるのです。
車などを使用しない限り、人が逃げ切ることはまず不可能でしょう。
そして100kg越えの鉄球に追われる恐怖は、犯罪者たちにとってまるで「悪夢のよう」です。
Rotunbotの導入により、警察のパトロールや犯罪抑止活動が効率的かつ安全になることが期待されています。
従来の警官が行う巡回や監視に加えてこのロボットを活用することで、トラブルに対して、これまでよりも迅速に対応できるようになるでしょう。
The Chinese company #Logon Technology has recently presented the RT-G spherical police robot, designed to move both on land and in water and pursue criminals#Future #Prospective #humanity #NewWorld #robotic #TechTrends pic.twitter.com/ipxLohvF83
— AAMC (@docangelmtz1) November 13, 2024
加えて、水陸両用の特性を生かし、洪水や水難事故時の救助活動にも応用できる可能性があります。
しかし、倫理的な問題やプライバシーの懸念も指摘されています。
監視技術の発展により、個人の自由が制限されるリスクもあるため、適切な運用ルールの整備が求められるのです。
それでも、犯罪抑止の新たな一手として、Rotunbotのようなロボットが今後どのように活用されていくのか、注目が集まっています。
大昔にロシアの学者さんが考えていた巨大なシリンダー型の戦車も実用化しそうな勢い。
倫理的な問題やプライバシーの懸念とか言うけど、そんな事よりも犯罪者を追跡する過程で「犯罪と関係の無い人に危害を加えない」とか「器物を破損しない」とかがまず第一に引っかかるところだろう。
結局、自動運転車がなかなか普及して来ないのとまったく同じ理由で、そう言う別角度の事故が発生する可能性とそれが発生した時の責任がどこにあるのかが明確でないのが問題なのだから。