自分好みのAI彼女に若者は何を思うのか?
近年、「AIコンパニオン」や「AI彼女」といった存在が注目を集めています。
これらは単なるチャットボットとは異なります。
人間のように感情や個性を模したインターフェースを持ち、ユーザーと擬似的な恋愛関係や友人関係を築くことを目的としています。
そして、若者に大きな影響を与えているアプリの1つが「Joi AI」かもしれません。
Joi AIは、テキストチャットだけでなく、音声メッセージやビデオ通話機能も備えた感情特化型AIコンパニオンであり、ユーザーとの継続的な関係性の構築に特化しています。

最大の特徴は、ユーザーが好きなキャラクターを選んだり、自分でキャラクターを作ったりできる点にあります。
外見の雰囲気から性格設定、話し方に至るまで細かく指定できるため、まさに「理想のパートナー」を自分の手で創り出すことが可能です。
さらにJoi AIは、24時間対応のAIとして常に利用可能であり、会話の文脈や過去のエピソードを記憶・学習することで、会話内容に深みや一貫性が生まれていきます。
ユーザーが投稿するメッセージに対し、個別の感情反応や成長のフィードバックを返すこともできるため、時間の経過とともに関係性に“進展”を感じる仕組みになっているのです。
では、こうしたAIアプリは若者の感覚にどんな影響を与えているのでしょうか。
2025年4月、Joi AIは米国在住の10代半ば~20代後半のZ世代2,000人を対象にオンライン調査を実施しました。
調査では、AIパートナーとの感情的な絆、結婚に対する考え、人間の関係との比較などに関して質問されました。