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人間バイク男 / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
technology

「人間バイク男」現る

2025.10.03 17:00:17 Friday

人間に車輪を付ければバイクや自転車になるんじゃない?

そんなバカげた発想を、実際にやってみた大人がいます。

その人は、YouTubeチャンネル「Jake Carlini(ジェイク・カリーニ)」で、色々な手作り発明に挑戦している同名のクリエイターです。

彼は、自分の体をバイクにしてしまう「ウェアラブル電動バイクスーツ」を作り、うつ伏せ(プランク)姿勢のまま地面すれすれで走るという、驚きの実験に挑みました。

wearable electric motorcycle with repurposed bike parts makes users ride while planking https://www.designboom.com/technology/wearable-electric-motorcycle-suit-repurposed-bike-parts-users-ride-planking-jake-carlini-10-02-2025/#

“着る電動バイク”の開発

ことの始まりは、ジェイクさんの電動バイクが壊れてしまったこと。

普通なら「修理しよう」「捨てよう」と考えそうですが、彼は「パーツが使えるなら、自分がバイクになっちゃえばいい」と考えました。

まさに「人間バイク男」のアイデアが生まれた瞬間です。

彼はまず、電動バイクの一番大事な部分、モーター(動力)が入った後ろの車輪を再利用します。

でもこれを自転車のフレームに取り付けてしまえば、別の電動バイクが出来上がるだけです。

彼はモーター付き後輪を自分の足に直接つけるという大胆な方法を選びました。

作業者用のバンドを使って、ふくらはぎとすねにしっかり車輪をくくりつけます。

バイクのバッテリー(電池)は、リュックではなく背中のベストに入れることにします。

しかし重すぎてベストのポケットに入りきらなかったので、ベストの布を切って接着剤で補強し、特製の“バッテリーベスト”を自作しました。

ハンドルも普通の自転車用は使えず、自転車の金属棒や足を乗せるペグ、さらにひじを乗せられるパッドを組み合わせて、両腕を前に突き出して支える特製バーを作りました。

これは自転車の前についている、前腕を乗せて体重を支えられるバーのようなものです。

さらに、アクセルやスピードメーターも工夫して配線。

スイッチ類は腕やベストに設置して、まさに体そのものがバイクになるようにまとめました。

こうして出来上がったのは、「着る電動バイク」です。

では、実際にどのように走行するのでしょうか。次項では動画も掲載しています。

次ページ人間バイク男の誕生!時速約32キロで走行

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