激レアなカオナシ深海魚の最新映像!
そんなカオナシ深海魚が今回、南太平洋のクック諸島近海を探査する調査船「E/Vノーチラス」の最新ミッションで、リモート操作の水中探査機によって鮮明に撮影されました。
映像では、海底をゆっくりと泳ぐ不気味な影が捉えられています。
カメラが近づくにつれ、その輪郭が徐々に明らかになり、まさしく顔のないオタマジャクシのような姿が現れました。
研究者たちはこの“異形”に、思わず感嘆の声をあげています。
実際の映像がこちら。
この映像が特に貴重なのは、深海での発見そのものが稀少であることに加え、「生きて動く姿」がしっかり記録された点にあります。
実際、過去150年近くの間で目撃例はごくわずか。
海底のごく限られたエリアでしか発見されていないため、生態そのものもほとんど謎に包まれてきました。
今回の観測で撮影された個体は、やがてカメラの前からゆっくりと姿を消しましたが、調査チームはその後も複数の「カオナシ深海魚」を確認することに成功しています。
この発見は、私たちが知らなかった深海の多様性と進化の不思議さを、改めて強く印象づけてくれます。