睡眠が「脳のため」なら脳がないクラゲはなぜ眠りるのか?

テスト前に夜更かしをして、次の日に頭がぼんやりした経験は、多くの人にあると思います。
これまでよく語られてきた説明は、「睡眠は脳(brain:情報処理の中心)のため」というものです。
起きているあいだにたまった情報を整理したり、記憶を固めたりする時間だ、という説明はとてももっともらしく聞こえます。
しかし研究者たちは前から、「それだけでは、この行動が“ここまでしぶとく残っている理由”を説明しきれないのではないか」と感じてきました。
眠っているあいだは周りの危険に気づきにくく、捕食者に襲われやすくなるという、大きなリスクがあります。
それでもほとんどの動物が睡眠を手放してこなかった事実は、「睡眠には、命をかけても手放せないほど重要な“何か”がある」と示しているように見えます。
そこで研究者たちは、あえて脳がない動物を調べることにしました。
クラゲやイソギンチャクなどの刺胞動物は、神経系が生まれたごく初期の動物群だと考えられています。
そのためこれらの動物たちには神経はあっても、人間やマウスのような「脳」は存在しません。
そのため、ここで何が起きているかを解きほぐせば、「睡眠はいつ、何のために生まれたのか」を推理するための強い手がかりになります。
そこで研究チームは、「クラゲやイソギンチャクのような“脳なし動物”にも、本当に睡眠があるのか」「もしあるなら、その睡眠は神経細胞にどんな意味を持っているのか」を調べることにしました。
調査にあたってはクラゲ(サカサクラゲ、Cassiopea andromeda)と、イソギンチャク(ヒトデイソギンチャク、Nematostella vectensis)という2種類の刺胞動物の動物の行動パターンを注意深く調べました。
具体的にはクラゲでは、傘のような部分の拍動が1分あたり37回未満のように一定よりゆっくりしか起こらない状態が3分以上続き、イソギンチャクでは8分以上ほとんど動かなくなるタイミングがありました。
さらに興味深いことに、この動きが少なくなるタイミングでクラゲやイソギンチャクを刺激した場合、その反応も鈍くなっていることも判明しました。
「寝ている時には動きがなく、刺激しても反応がない」という状況にそっくりです。
そこで研究者たちはこの状態を、クラゲやイソギンチャクの睡眠であると考え、1日を通じた調査を行いました。
するとクラゲでもイソギンチャクでも、睡眠時間の合計が積もり積もって1日の3分の1程に達することが判明します。
(※細かな昼寝を繰り返して最終的に3分の1に達した感じです)
人間が一般に一日八時間前後眠るのと、ほぼ同じ割合です。
さらに、クラゲは主に夜に眠り、正午ごろに短い昼寝を挟む「昼型」、イソギンチャクは主に日中に眠る「薄明薄暮型(朝夕に動く型)」という違いがあることもわかりました。

しかしこの段階では、たとえクラゲやイソギンチャクが寝ているとしても、なんのためであるかは不明です。
そこで研究者たちはクラゲとイソギンチャクに「寝不足」を起こすことにしました。
「クラゲを寝不足にする」
「イソギンチャクを寝かさない」
冷静に考えれば凄い言葉です。しかしその結果は驚きでした。

























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