牛乳を22リットル飲んだ男性
牛乳は健康に良いとされ、多くの人が毎日の食生活に取り入れています。
しかし、「どこまでが適量で、どこからが過剰なのか」という点については、これまであまり注目されてきませんでした。
一般的に、牛乳にはカルシウムやタンパク質だけでなく、脂肪や糖分も含まれています。
特に全乳には、100mlあたり3g以上の脂肪が含まれています。
牛乳は液体で飲みやすいため、牛乳が好きな人は大量に摂取することがあるかもしれません。
その場合、大量の脂肪も一緒に体の中へ取り入れてしまうことになり、体内の脂質代謝に異常をきたす可能性があります。
オランダのロッテルダム在住の54歳の男性も、おそらく牛乳が大好きだったのでしょう。
もしくは何らかのチャレンジを行っていたのかもしれません。
彼は「喉の渇きを潤すため」と主張していますが、いずれにせよ、2日間で22リットルもの牛乳(全乳)を飲みました。
その結果、8日間にわたり息切れ、過度の発汗・排尿、喉の渇きを経験し、腹部は膨張するようになりました。
そして彼が病院で診察を受けたところ、彼の血液が白く濁りっているとわかりました。
その血液を遠心分離機にかけると、血漿が本来の薄い黄色ではなく「ミルク色」に変化してたのです。
牛乳を大量に飲むことで、血の色まで牛乳色になっていました。どうしてでしょうか。