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ほんの少しの生活改善で「寿命が伸びる」と判明 (2/2)

2026.01.21 07:00:04 Wednesday

前ページ1日5分の運動と30分の「座りすぎ」が分ける生死

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睡眠・運動・食事を「少しずつ」変えると寿命が延びる

もう一つ注目されているのが、学術誌『eClinicalMedicine』に掲載されたオーストラリア主導の研究です。

こちらは、睡眠・身体活動・食事の質をまとめて改善した場合に、寿命(ライフスパン)や健康寿命(ヘルススパン)がどの程度延びるかを分析しました。

この研究が示したのは「完璧な生活」を目指さなくてもよい、という現実的なメッセージです。

統計モデルによる推定では、

  • 睡眠を1日5分増やす

  • 中強度から高強度の身体活動を約2分増やす

  • 食事の質スコアを5ポイント改善する

というごく小さな同時変化で、寿命が1年延びることと関連していました。

さらに改善幅を少し広げると、

  • 睡眠を1日約24分増やす

  • 運動を約4分増やす

  • 食事の質を大きく改善する

ことで、健康寿命が約4年延びる可能性も示されています。

重要なのは、これらが「どれか一つ」ではなく、複数の生活習慣を少しずつ同時に変えることで得られる効果だという点です。

完璧を目指さなくていい時代の健康戦略

今回紹介した2つの研究は共通して、小さく、現実的な行動変化でも健康に意味があることを示しています。

毎日30分の運動ができなくても、5分歩く。

忙しくても、睡眠を数分だけ長くする。

完璧な食事でなくても、少しだけ質を意識する。

こうした積み重ねが、長い目で見れば寿命や健康寿命に影響する可能性があるのです。

「全部は無理」ではなく、「ほんの少しならできる」。

その発想こそが、これからの健康づくりの鍵になるのかもしれません。

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