脳トレで治療をブーストする“メンタル補助輪”の可能性

今回の研究により、報酬領域(VTA)を、自分でじわっと高められる人ほど、ワクチン後の抗体もよく増える傾向があることが示唆されました。
これは、脳から免疫への“トップダウンの指令”が、人間でも働いているかもしれない、という重要な手がかりです。
研究者たちは報酬領域(VTA)には2つの用途があると述べています。
ふだんこの回路は、推しのライブやテストの高得点など、外側のごほうびを期待するときに働きます。
一方で、そのごほうびを追いかける過程では、睡眠不足やストレス、病原体への曝露といったリスクも増えます。
そのため、「ごほうび回路」は同時に、体の抵抗力を高める役割も担っているのではないか、というわけです。
外部の専門家たちも、この結果に注目しています。
ハーバード大学の免疫学者アイザック・チウ氏は、「特定のヒト脳領域の活動が、その後の抗体反応と相関することを示した最初期の研究のひとつだ」と評価しています。
一方で、共同著者のタルマ・ヘンドラー氏は、「報酬システムをリクルートすることを学べばワクチンの有効性が高まると示した、人間で最初の実証だ」とかなり強気のコメントを出しています。
もちろん、今回の研究成果だけで「精神論で病が治る」と言い切ることはできません。
研究に参加した人数は85人と大規模とは言えない人数だからです。
それでも、この研究には大きな価値があります。
それは、「期待」という心の設計図を、免疫システムにつながるレバーとしていじれるかもしれない、という方向性を数字で示したことです。
動物実験で示されていた報酬領域(VTA)→免疫のルートと、人間のプラセボ効果研究で見えていた「期待→報酬系」のルートを、今回のような脳トレ×ワクチンという異色コラボ実験でつなげたことで、「心‐脳‐免疫」を一本の線として扱うための実験道具が整いつつあります。
著者たちは議論のなかで、将来的にはがん免疫療法や慢性炎症の治療をサポートするメンタルトレーニング的なアプローチの可能性にも言及しています。
もし今後の研究で「前向きな期待を育てることで、薬やワクチンの効き方を少しだけ底上げできる」と分かってくれば、医療の現場での声かけや、患者さん自身の心の持ち方にも、これまで以上に意味が出てきます。
もしかしたら未来の病院では、「今日は報酬領域(VTA)を軽くウォーミングアップしてからワクチンを打ちましょう」といった、少し不思議な「脳と免疫のセットメニュー」が当たり前になっているのかもしれません。

























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