暗黒特性はリーダー職に惹かれやすい?
データ分析の結果は次のとおりでした。
まず、サイコパシーに関しては、「大胆さ」(自信があり、プレッシャー下でも冷静で、他者に影響を与えやすい特性)を持つ人ほど、医療・健康科学分野に引き寄せられる傾向が見られました。
一方で、「冷酷さ」(共感性が低く敵対的な傾向)は、技術分野や機械的・実務的な作業への関心と強く結びついていました。
また「抑制のなさ」(衝動的な側面)は、芸術やデザインといった創造的分野と関連していました。
そして、リーダー職に惹かれやすいのはマキャベリズムの一側面でした。
マキャベリズムのうち、「人間観(人間を疑い深く見る傾向)」に関わる側面を持つ人は、リーダーシップのある役割に関心を示していたのです。
他方で、「他者を操作・利用しようとする傾向」に関わる側面を持つ人は、創造的分野や自然に関わる仕事(屋外活動や動物に関わる仕事など)に引き寄せられる傾向がありました。
全体として、対人関係を中心とする職業からは距離を置く傾向が明確に見られました。
ナルシシズムについては、賞賛を求める欲求や競争意識の強さが「創造的表現」への関心と結びついていました。
また興味深いことに、マキャベリズムだけではなく、多くの暗黒特性が程度の差はあれ、リーダー職やそうした役割に惹かれやすい傾向を持つことが示されました。
こうした傾向は、男女いずれにおいても一貫して確認されました。
リーダー志向の裏にあるもの
もちろん、リーダー職やそうしたポジションについている人の全てが、暗黒特性を持っているわけではありません。
しかし、そこまで向いていないのに、なぜか積極的にリーダーになりたがる人の中には、暗黒特性のいずれかを持っている可能性はあります。
他者に影響を与えたい、支配したい、評価されたいといった動機が強い人ほど、自然とそのようなリーダー的役割に引き寄せられる傾向があるのです。




























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