選択肢が多すぎると恋愛は難しくなるのか
これまでマッチングアプリについては、「候補者が多すぎること」が問題視されてきました。
選択肢が多いほど、利用者は「もっと良い人がいるかもしれない」と考えやすくなります。
その結果、目の前の相手に満足できず、決断を先延ばしにしてしまうというわけです。
心理学では、こうした現象は「選択の過負荷」と呼ばれます。
マッチングアプリでも、プロフィールを商品棚のように眺め、次々に比較することで、相手を人としてではなく「もっと良い条件の候補」として見てしまう可能性があります。
しかし研究者らは、この見方だけでは不十分だと考えました。
彼らが注目したのは、経済学における「厚い市場効果」です。
これは市場の規模が大きいほど、自分に合う相手や仕事、サービスを見つけやすくなるという考え方です。
専門性の高い仕事を探すなら、小さな町よりも大都市のほうが見つかりやすいでしょう。
恋愛でも同じように、候補者が多いほど、自分の価値観や生活スタイルに合う相手に出会える可能性が高まるのではないか。
研究者たちは、この視点からマッチングアプリの選択肢の多さを検証しました。


















































