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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
psychology

マッチングアプリは「選べる候補」が多いほど、選んだ相手とのデート意欲が高まりやすい (2/2)

2026.05.28 07:00:57 Thursday

前ページ選択肢が多すぎると恋愛は難しくなるのか

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たくさんの候補から選んだ相手には「会ってみたい」と感じやすい

研究チームは、2つのオンライン実験を行いました。

最初の実験では、アメリカ在住の21〜30歳までの独身成人193人が参加しました。

参加者は、新しい出会い系サイト「Date Today」を試すという設定で、まず自分の属性、恋愛の好み、趣味、相手に求める特徴などを回答。

その後、参加者には希望する性別に合ったプロフィールが提示されました。

ここで参加者はランダムに2つのグループに分けられました。

一方は6人だけのプロフィールを見るグループ、もう一方は31人のプロフィールを見るグループです。

参加者は、その中から「デートしてみたい相手」を1人選びました。

その後、研究者たちは、参加者がその相手と関係を進めたいと感じているか、また恋愛関係にどれほど前向きかを測定しました。

結果は、従来の「選択肢が多いほど決められなくなる」という見方とは異なるものでした。

31人の候補者を見た参加者は、6人の候補者を見た参加者よりも、選んだ相手とデートしたいという意欲が高かったのです。

さらに分析すると、その理由は「自分と相性が良い相手を選べた」という感覚にありました。

候補者が多いほど、参加者は自分に合っていると感じる相手を見つけやすくなり、その相性の良さが「この人と会ってみたい」という気持ちを高めていたのです。

次にチームは、18〜35歳までの独身成人342人を対象に、2つ目の実験も行いました。

こちらでは、実際にマッチングアプリを利用している人だけを対象にしました。

手続きはほぼ同じで、6人から選ぶ条件と31人から選ぶ条件を比較しました。

結果は再び同じ方向を示しました。

31人から選んだ参加者のほうが、選んだ相手との関係を追求したい気持ちが強くなりました。

さらにこの実験では、恋愛関係に対する一般的なコミットメントの準備度も高くなっていました。

重要なのは、選択肢が多かったからといって、参加者が過度にえり好みするようになった証拠は見つからなかった点です。

また、社会的地位の認識や独身への不安が結果を左右したわけでもありませんでした。

今回の研究では「候補者が多すぎて迷う」というマイナス面よりも、「より相性の良い相手を見つけられる」というプラス面のほうが強く働いたと考えられます。

もちろん、この結果を「候補者は無限に多いほど良い」と解釈するのは早計です。

実験では、参加者はプロフィールを見た直後に回答しており、実際に数日間やり取りした後の満足度までは調べていません。

また、現実のマッチングアプリのように、1人ずつスワイプし続ける形式ではなく、複数のプロフィールを1ページで見て選ぶ形式でした。

研究者たちも、この結果は「事前に好みを明確にし、候補者の中から1人を選ぶ」という条件で解釈すべきだと述べています。

それでも今回の研究は、マッチングアプリに対する見方を少し変えてくれます。

候補者が多いことは、必ずしも恋愛を軽くしたり、決断を鈍らせたりするだけではありません。

恋愛における選択肢の多さは、私たちを惑わせるだけでなく、思いがけず「この人に会ってみたい」という気持ちを後押ししてくれる可能性があるのです。

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