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psychology

現代人が手放すべき「5つの危険な思い込み」を哲学が語る (5/5)

2026.07.04 12:00:00 Saturday

前ページその4「世界はきっと、私に意味を与えてくれる」

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その5「もっとお金や成功を得れば、私は幸せになれる」

最後の思い込みは、「もっとお金があれば、もっとよい仕事があれば、もっと大きな家があれば幸せになれる」という考えです。

もちろん、お金や住まい、仕事が生活にとって重要でないという意味ではありません。

貧困や不安定な暮らしは、人の心身を大きく苦しめます。

しかし、一定の安定を超えた後も、さらに多くの物を手に入れれば自動的に幸せになれると考えるのは危険です。

古代ギリシャのエピクロス派は「心の平穏は過剰な所有ではなく、いまあるものと共に生きる力から生まれる」と考えました。

エピクロスは、少しのもので満足できない人は、何を得ても満足できないという趣旨の考えを残しています。

また、仏教を開いたゴータマ・シッダールタも、物や欲望への執着がさらなる苦しみを生むと説きました。

ここで大切なのは、「欲を持つな」という単純な道徳論ではありません。

むしろ問題は、幸福を常に未来の条件に預けてしまうことです。

「昇進したら幸せになれる」「もっと稼げば安心できる」「もっと認められれば満たされる」と考え続けると、今この瞬間の人生は、いつまでも未完成の仮住まいになってしまいます。

哲学が教えているのは、幸せを外側の獲得物だけに依存させないことです。

思い込みを手放すと、人生は少し軽くなる

私たちは、世界を完全には支配できません。

他者によって完全になるわけでもありません。

変わらない自分に固定されているわけでもありません。

世界から特別な保証を与えられているわけでもありません。

そして、物を増やせば必ず満たされるわけでもありません。

だからこそ哲学は、外側ではなく内側を、ないものではなく今あるものを見つめるよう促します。

自分がどんな物語に縛られているのかを知り、それが本当に自分を助けているのかを問い直すことです。

現代社会は、もっと管理し、もっと愛され、もっと成功し、もっと所有することを私たちに求めます。

しかし哲学は、そこで一度立ち止まるように語りかけます。

人生を苦しくしているのは、現実そのものではなく、現実に貼りつけている思い込みかもしれません。

その思い込みを少しずつ手放すことができれば、私たちは今よりも自由に、そして少し軽やかに生きられるようになるのではないでしょうか。

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現代人が手放すべき「5つの危険な思い込み」を哲学が語る (5/5)のコメント

ひの

哲学に教えてもらわなくても、常識でわかること。

    ゲスト

    そう書く事自体が自分は優秀という思い込みだろう

JA7TDO

>その5「もっとお金や成功を得れば、私は幸せになれる」
幸せにはならないかもしれないが、大部分の悩みは解消できると思う。

    ゲスト

    悩みは思った程減らないかもしれないし、減ったとしてもそれ以上に別の悩みが増えるかもよ

ゲスト

> 人間は、「努力したなら報われるべきだ」「苦しみには意味があるはずだ」「善い人には善い結果が返ってくるはずだ」と考えたくなります。

自然や物理法則が相手なら、これを考えても意味がないのは分かる
しかし人間が相手の場合には、例えば犯罪被害に遭った場合にはその加害者に責任があり加害者が償いをするのは当然だし、正しい行いをした人が報われるのは当然だ

人間は野生動物とは異なり知性や文化によってそれを制度化しモラルによって守って来たはずだ
今の社会は野生時代に先祖返りして「やったもん勝ち」「フリーライダーが得をする」状態と、その状態を放置する国家により、文化もモラルも無い世界になってしまっている
むしろ某国のリーダーは制度を悪用してその権力を私物化し暴力や略奪さえおこなっている

この状況を「おかしい」と思うことは悪いことではないだろう
このままでは人類が知的生命体として存続できない

ゲスト

> その3「私には、一生変わらない”私”がいる」

宇宙にいる私には周りがいて変わろうとすると摩擦が生じるのは慣性の法則があるので仕方ありません。

> その4「世界はきっと、私に意味を与えてくれる」

まずは世界と私を知ることです。世界も私たちも存在しているので階層構造になってます。つまり互いの関係は段階的にわかってきます。すべての関係がわかる時はすべてのすべてがわかる時です。

ゲスト

こういう話に「いや」「でも」「だって」という反論がつく辺りに『自分は不変である』という思い込みの根深さを感じる。

ゲスト

>哲学に教えてもらわなくても、常識でわかること。

こういう思い込みが危険だって話なんですよ

ゲスト

面白かった。特にカミュの不条理主義の部分。

ゲスト

思い込みと向き合うより
思い込んで頑張ってる方が気楽でいいのでは

ゲスト

哲学が絶対に正しいのだろうか?

ゲスト

哲学は「固定した自己がある」という前提を疑う道具を与えてくれる。
変化できるからこそ、現在の自分の選択には責任がある。
変化してきたからこそ、積み重なった自分には重みがある。

変わり続ける中でも何度も同じ方向へ戻ってくる傾向が、自己なのかもしれない

ゲスト

今のところ全部クリアしてた
けど、メンタル調子悪い時とか環境が微妙なときは、この悪い思い込みがでてくるんだよねえ

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