重度の日焼けほど、皮膚がんとの関連が強かった
皮膚扁平上皮がん(cSCC)は、皮膚の表面を構成する扁平上皮細胞から生じる代表的な皮膚がんの1つです。
紫外線がcSCCの重要な原因であることは以前から知られていました。
しかし、「長年にわたって紫外線を浴び続けること」と「短時間に強烈な紫外線を浴びて日焼けすること」の影響を切り分けるのは簡単ではありません。
そこで研究チームは、2025年5月までに発表された研究を検索し、条件を満たした17研究をメタ解析しました。
特に注目したのが、痛みを伴う日焼け、水ぶくれを生じる日焼け、あるいは重度と分類された日焼けです。
その結果、生涯を通じてこうした重度の日焼けを中程度の頻度で経験していた人では、経験がない人に比べてcSCCを発症するオッズが51%高くなっていました。
さらに高頻度で経験していた人では、オッズは69%高くなっていました。
特に目立ったのが子ども時代です。
小児期に重度の日焼けを高頻度で経験した人では、cSCCのオッズが約3.1倍となっていました。
ただし、この推定値には大きな幅があるため、「子どものころにひどく日焼けすると、必ずリスクが3倍になる」と考えるべきではありません。
それでも、幼少期や思春期の強い日焼けを軽視すべきではないことを示す結果です。

































