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「6位/24人」と「3位/12人」はどちらが優秀に見えるか / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
psychology

「6位/24人」より「3位/12人」の方が優秀だと誤認する理由 (2/3)

2026.07.06 06:30:38 Monday

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採用、商品選び、旅行先でも同じ錯覚が起こる

研究チームは、この傾向を確かめるために、8つの事前登録実験を行いました。

参加者は合計4455人で、採用判断、商品選び、レストラン、ハイキングコース、歴史的邸宅、ビーチ、従業員ボーナスなど、さまざまな場面でランキングを評価しました。

最初の実験では、実際に管理職経験のある301人が、社内候補者の採用判断を行いました。

候補者は「12人中3位」または「24人中6位」と示され、どちらも相対的には同じ上位25%でした。

それにもかかわらず、参加者は「12人中3位」の候補者をより高く評価し、最終的な採用選択でも61.13%が短いリスト側の候補者を選びました。

この効果は、人事評価だけに限られませんでした。

別の実験では、参加者がレストラン、ハイキングコース、歴史的邸宅を選びました。

その結果、レストランでは64.67%、ハイキングコースでは56.67%、歴史的邸宅では55.67%が、短いリスト側の選択肢を選びました。

さらに、実際にもらえるペンを選ぶ実験でも、参加者の63.4%が「16本中4位」ではなく「8本中2位」のペンを選びました。

つまりこの現象は、ただの印象評価ではなく、実際の利害がある選択にも影響していたのです。

そして興味深いことに、この錯覚は、短いリスト側の相対順位がむしろ悪い場合にも残りました。

水筒を選ぶ実験では、「8個中2位」は上位25%、「20個中4位」は上位20%であり、相対的には後者の方が上でした。

それでも57.18%の参加者が「8個中2位」の水筒を選びました。

この結果は、人がランキングを見るとき、必ずしも全体の中での位置を正確に比較しているわけではないことを示しています。

では、この結果からどんなことを学べるでしょうか。

次ページランキングを見るときは、立ち止まって「何人中?」と確認すべき

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