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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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「幸せすぎは心臓に悪い?」娘の結婚式で救急受診した女性

2026.07.20 12:00:49 Monday

「幸せすぎて死にそう」という言葉は、もちろん普通なら比喩にすぎません。

しかし、ごくまれに強烈な喜びが心臓へ大きな負担をかけ、心筋梗塞に似た状態を引き起こすことがあります。

今回報告されたのは、娘の結婚式に出席した後、胸の痛みと息苦しさに襲われた65歳の女性です。

検査では心臓の働きが大幅に低下していたものの、心筋梗塞の原因となる血管の詰まりは見つかりませんでした。

女性に起きていたのは、強い喜びが引き金になったと考えられる「ハッピーハート症候群(Happy Heart Syndrome)」でした。

研究の詳細は、2026年7月8日付で医学誌『Oxford Medical Case Reports』に掲載されています。

Too Much Happiness Sent A Woman To The Emergency Room In an Incredibly Rare Case https://www.sciencealert.com/rare-case-report-reveals-how-extreme-happiness-triggered-a-life-threatening-heart-event
An unexpected sequel to happiness: happy heart syndrome https://doi.org/10.1093/omcr/omag108

娘の結婚式後、胸痛が3日間続いた

患者は、高血圧、2型糖尿病、脂質異常症のある65歳の女性です。

実は女性は今回の発症より数カ月前から、ときどき典型的ではない胸の痛みを感じていました。

しかし、その時点で行われた心電図や心臓超音波検査には異常がなく、心臓のポンプ機能も正常な範囲に保たれていました。

その後、女性は娘の結婚式に出席し、非常に大きな喜びを経験しました。

ところが結婚式後、胸の痛みと息苦しさが現れ、症状は3日間にわたって続いたといいます。

最初に受診した医療機関の心電図では、心筋梗塞で見られることがあるST上昇が確認されたため、女性は救急外来へ緊急に紹介されました。

救急外来に到着した時点では胸痛とST上昇は消えていましたが、新たにな数値の異常が見つかりました。

さらに、心筋が傷ついた際に血液中で増えるトロポニンも大幅に上昇していました。

これらの所見から、医療チームは急性冠症候群を疑い、女性を心臓集中治療室へ入院させました。

しかし、緊急の冠動脈造影検査を行っても、心臓へ血液を送る冠動脈には重大な狭窄や閉塞が見つかりませんでした。

心筋梗塞に似た症状が起きているにもかかわらず、その原因となる血管の詰まりが存在しなかったのです。

次ページ強すぎる喜びも心臓に負担をかける

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