効果3:脳のさまざまな領域が同時に活性化
ぼんやりしている人を見ると、「頭を使っていない」と感じるかもしれません。
しかし、白昼夢を見ている脳内では、意外に複雑な活動が起きています。
特に関係するのが「デフォルト・モード・ネットワーク」です。
これは、自分自身について考えたり、過去を思い出したり、未来を想像したりするときなど、脳の情報整理や創造性の向上に関わる複数の脳領域からなるネットワークです。
さらに研究では、心がさまよっているときに、デフォルト・モード・ネットワークだけでなく、注意や判断、問題解決に関わる実行系ネットワークも働くことが示されています。
通常、デフォルト・モード・ネットワークは内側から生まれる思考に関わり、実行系ネットワークは考えを整理したり、目標に合わせて制御したりする役割を担います。
白昼夢の最中には、記憶や想像からさまざまな情報が浮かび上がる一方で、その中から意味のある内容を選び、組み合わせる処理も行われていると考えられます。
こうした異なる脳領域が活性化されると、それまで手の届かなかった情報や、眠っていた情報にアクセスできる可能性があります。
つまり、ぼんやりすることは脳の電源を切る行為ではありません。
普段は離れている記憶やアイデアを行き来し、それらの間に新しい道を作る時間なのです。































