「すべての人間は平等である」アメリカ独立宣言とは?
アメリカ独立宣言は、北米のイギリス領13植民地がイギリスからの独立を宣言した歴史的文書です。
18世紀後半、イギリスは戦費などを賄うため植民地への課税や統制を強めましたが、植民地側では「代表なくして課税なし」という反発が高まっていきました。
やがて1775年には、イギリス軍と植民地側の武力衝突が始まり、独立を求める動きが急速に広がっていきます。
1776年にはトーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)を中心に、ジョン・アダムズやベンジャミン・フランクリンらからなる委員会が独立宣言を起草しました。
そして同年7月4日、第二次大陸会議で独立宣言が正式に採択されます。

宣言にはイギリスから離脱する理由だけでなく、「すべての人間は平等に造られている」とし、人間には「生命、自由、幸福の追求」といった権利があるという思想が掲げられました。
これは後の民主主義や人権思想にも大きな影響を与えることになります。
しかし、宣言を採択しただけでは各地の人々には伝わりません。
そこで採択直後から文章が印刷され、各植民地へ急いで送られました。
有名なのが、フィラデルフィアの印刷業者ジョン・ダンラップ(John Dunlap)が1776年7月4日に印刷した「ダンラップ版」と呼ばれる大判印刷物です。
この初期の印刷物は現在、わずか26部しか残っていないとされています。
こうして独立宣言は印刷物として各地に運ばれ、人々の前で読み上げられていったのです。

































