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※ 画像はイメージです/ Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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1776年に手書きされた「アメリカ独立宣言書」のコピーを新発見 (2/2)

2026.08.17 12:00:51 Monday

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250年前、町書記官が記録簿に書き写した「独立宣言」

今回の発見があったウェルズは現在のメイン州にありますが、1776年当時、メインはまだマサチューセッツの一部でした。

独立宣言が採択されると、マサチューセッツ評議会は宣言を各地で読み上げた後、それぞれの町の書記官へ届けるよう命じました。

さらに町書記官には、その文章を町の公式記録簿へ転記し、「永遠の記念として残す」ことが求められていました。

ウェルズでもこの指示に従い、当時の町書記官ナサニエル・ウェルズが1776年7月、独立宣言を町の記録簿へ手書きで書き写したのです。

そして約250年後、ウェルズ町書記官事務所の職員が古い記録を調べている最中に、そのページを改めて発見しました。

しかも記録簿には独立宣言だけでなく、それを書き写すよう求めた当時の指示まで一緒に残されていました。

ウェルズ町書記官のミシェル・スティヴァレッタ=ノーブルは、この記録について、当時の時代や人々が経験していた興奮を感じ取ることができると語っています。

現在のように情報を瞬時に送信できなかった18世紀には、重要な知らせを口頭で読み上げ、それを地方の役人が手作業で記録して残すこと自体が情報伝達の重要な仕組みでした。

つまり今回の写本は、独立宣言の文章だけを保存した資料ではありません。

「1776年の独立という知らせが、実際にアメリカ各地へどのように伝わっていったのか」を示す記録でもあるのです。

メイン州立公文書館にはこのほかにも、セーラムの印刷業者エゼキエル・ラッセル(Ezekiel Russell)が1776年に印刷した独立宣言が2部保存されています。

ラッセル版は数百部が各地へ配布されたものの、現在存在が確認されているのは21部ほどです。

歴史上の大事件というと、私たちは大都市や有名人物だけに目を向けがちです。

しかし歴史が社会全体へ広がっていく過程には、それを読み上げ、書き写し、保存した無数の名もなき人々の仕事があります。

今回見つかった一冊の町の記録簿は、アメリカ独立という巨大な出来事が、250年前の地方の町へ届いた瞬間を今に伝える、まさに「手書きのタイムカプセル」といえるでしょう。

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