米軍が地球の軌道上への「宇宙兵器」の配備を初めて公表
米軍が地球の軌道上への「宇宙兵器」の配備を初めて公表 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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米軍が地球の軌道上への「宇宙兵器」の配備を初めて公表

2026.09.17 11:47:42 Thursday

夜空を横切る光の点を数えたことがあるでしょうか。あの多くは、地上の通信や位置情報を支える人工衛星です。

その頭上に、兵器が置かれていた。

アメリカ空軍長官のトロイ・ミンク氏が月曜、年次の会議でそう述べました。

「だからこそ現在、アメリカは軌道上に、敵対的な行動から統合部隊を守れる宇宙制御兵器を持っています」

アメリカが軌道上の兵器の存在を公に認めたのは、これが初めてです。

ただしミンク氏は、その兵器が何であるかを明かしませんでした。

いつ配備したかについても語っていません。

分かったのは「ある」ということだけ。

それでもこの一言は、北京とモスクワに確実に響くと報じられています。

アメリカ、ロシア、中国が宇宙兵器に取り組んでいること自体は、これまでも公然の秘密でした。

それでも、軌道上にあると公に認めた高官はいませんでした。

中身を伏せたまま存在だけを明かす。そんな発表を、なぜ今になって行ったのでしょうか。

https://arstechnica.com/space/2026/09/for-the-first-time-the-us-military-says-it-has-weapons-in-space/ https://www.theguardian.com/science/2026/sep/15/us-confirms-first-time-weapons-deployed-space https://www.bbc.co.uk/news/articles/cmy4zqgk97wlo

「詳細は言わない」と語った理由は、抑止だった

「詳細は言わない」と語った理由は、抑止だった
「詳細は言わない」と語った理由は、抑止だった / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

ミンク氏の説明は、率直なものでした。

「これらのことをどう話すかについて、私たちは多くの時間を費やしています」

抑止の観点からは重要だが、中身を話せば逆効果になる。そう述べています。

つまり、存在を知らせること自体が目的でした。

アメリカ宇宙軍の報道官は、宇宙制御という言葉についてこう補いました。

敵の能力に影響を与えるための、物理的な手段と、物理的でない手段を使うことを指しうる。

そしてこれらの能力は、攻撃にも防御にも使えるとしています。

反応は早く出ました。

中国の外務省は、アメリカが「宇宙空間での戦争を準備している」と述べ、宇宙を戦場や軍拡競争の場にしないよう警告しました。

ロシアのペスコフ大統領報道官も、記者団に見解を示しています。

衛星を無力化する電波妨害から、物を撃ち込む方式まで、候補は語られてきました。

宇宙の安全保障を専門とするビクトリア・サムソン氏は、軌道上に兵器があるとアメリカ政府の高官が公に述べたこと自体を大きいと評しています。

では、そこにあるのは具体的に何なのでしょうか。

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