声の障害と難聴、認知機能の低下とより強く結びついていたのは?

調べた患者は、声の障害のグループと比較相手を合わせて83万3417人にのぼりました。
その結果、声の障害と診断された人では、認知機能の低下が新たに起こるリスクが、比較相手の約1.29倍になっていました。
以前ナゾロジーではこういう記事も紹介しています(チーズとワインは認知機能の低下を防ぎあう「最強の組み合わせ」だと判明!)
一方、難聴だけの人のリスクは、声の障害の人よりわずかに低いものでした。
難聴のない声の障害の人と、難聴だけの人を直接比べても、声の障害の人のリスクは約1.26倍でした。
そして最もリスクが高かったのは、声の障害と難聴を両方抱える人たちでした。
このグループのリスクは、比較相手の約2.04倍、難聴だけの人の約1.55倍にあたります。
なお、声の障害のある人どうしを比べると、難聴があるかないかで、はっきりした差は見られませんでした。
チームは、声の障害は難聴だけよりも強い「早めの目印」になる可能性があると結論づけています。
ただし、今回わかったのは両者が結びついているということで、声の障害が頭の衰えを引き起こすと示されたわけではありません。
チームは、耳鼻咽喉科や、家庭医・内科の診察が、認知機能を調べる入り口になりうると述べています。
また、早めに声を治療することで頭の働きに良い効果があるかどうかは、これから調べる必要があるとしています。
声のかすれを「そのうち治る」と聞き流さずに耳を傾けることが、自分や家族の変化に気づくきっかけになるかもしれません。
とりあえず今日からは、家族の「ちょっと声が変じゃない?」に、むっとせず素直にお礼を言うことにしましょう。





















