「お尻の目」で家畜の被害は減ったのか?

最初に驚かされたのは、村の犬たちでした。
家畜に現れた新しい「目」にぎょっとして、激しく吠えたてたそうです。
目を描く前、マビカさんは毎年4〜5頭の家畜を失っていたといいます。
ところが目を描いてからの約1年半で失ったのは、ヤギ1頭と子ヒツジ1頭だけだったそうです。
しかもこの2頭はどちらも、描いた目が薄れてしまっていたといいます。
ただしこれはマビカさん本人の話で、きちんと比べた実験ではない点には注意が必要です。
それでもこの工夫をまねする近所の人が現れ、経験豊かな監視員からも後押しの声が上がっています。
ラングトン・バンダマさんは、セーブなどの保護区で、迷った動物の追跡をよく任されています。そのバンダマさんは、偽の目は自然界にはよくあるもので、家畜への襲撃を防いだり遅らせたりできると自信を見せます。
「捕食者は、襲いかかる前に、仕留めるかどうかを決めるのに時間がかかる」とバンダマさんは言います。
さらに、ライオンのような大型の待ち伏せ型の捕食者には、目の絵に角などを描き足すと、もっと効き目が上がるのではないかと考えています。




















