2011年3月11日に発生した東北大震災から、今年で8年が経ちます。
日本は3.11だけでなく、地震や台風、暴雪など、何かと自然災害の多い国です。被災時には、水道や電気が使えず、長い間お風呂に入ることができないこともあります。
そんな中、埼玉県にある自動車整備会社CANUSが、野外で入浴できる移動式の「どこでも露天風呂」を開発し、販売を始めました。今回は、「どこでも露天風呂」の使い方や販売セット内容、気になるお値段などをご紹介していきます。
「どこでも露天風呂」とは…
CANUS社長の三角 武史氏は、2016年に起きた熊本地震の際に、お風呂に入れない被災者の方の映像を見て、開発に至ったとのこと。
災害で水道や電気が使えなくなった時はもちろん、キャンプ場や屋外での露天風呂体験にも最適で、ゆくゆくは、お風呂に入れない国に住む人たちにも広まることを望んでいます。
内容は、容量300リットルのステンレス缶(排水機能付き)が1つ、シャワーはシガーライターソケット用の12VとPHV自動車用の100Vが1つずつ、ボイラーである薪ストーブ、それから床材となる1メートル四方の人工芝、そしてけん引トレーラが1台。
露天風呂はトレーラーに乗せて、トラックや普通車に接続します。また、けん引免許不要のトレーラーなので、普通自動車免許さえあれば誰でも持ち運び可能です。とっても便利…。
さらにオプションとして、ステップ台や目隠し用のよしず、簡易テントを加えることができます。
気になるお値段は、トレーラー付きフルセットで、598,000円(トレーラーなし風呂のみで 298,000円)。ちょっと、いやかなりお値段は高めです。
少々お値段は張りますが、災害時や用途の多様性を考えると、かなり重宝するのではないでしょうか。近隣の住民と共同で買うのもアリかも?
オーダーメイドやカスタマイズ等、細かい部分の変更は相談の上で対応可能であるとのことです。