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6600万年前に地球上の生物75%を死滅させた「小惑星の衝突」の際の化石を発見 (2/2)

2019.04.02 Tuesday

前ページ衝突場所の数千マイル先を襲う大津波

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地球上の生命「75%」が死滅した衝撃

これらの貴重な化石を発見したのは、The Palm Beach Museum of Natural Historyの学芸員を務め、カンザス大学の学生でもあるロバート・デパルマ氏らによる研究チームです。デパルマ氏は2013年から「白亜紀の墓地」として知られるヘルクリーク累層の発掘作業を始め、以来この場所で多くの貴重な発見に立ち会っています。

研究者らは、小惑星の衝突から10分以内にはヘルクリーク累層に地震波が届いていたと見積もっており、その間中ずっと、テクタイトが時速100~200マイルのスピードで降り注いでいたことが考えられます。

Credit: Robert DePalma / University of Barkeley / 発掘作業をおこなったウォルター・アルバレス氏とロバート・デパルマ氏

また、化石が見つかった地層は、地球上ではレアな金属とされるイリジウムが豊富な地層により封をされた形となっていました。イリジウムは、小惑星や彗星に含まれていることが多い物質として知られており、中生代と新生代(白亜紀と第三紀)の境目に相当する「K-Pg境界」の判別にも用いられます。

およそ6,600万年前に、現在のメキシコのユカタン半島を襲い巨大なチクシュルーブ・クレーターを生み出した小惑星の衝突は、当時の地球上の生命のうち、およそ75%を死滅させる大量絶滅を引き起こしたと考えられています。

私たちが生きている間に、このような惨劇が再び起こらないとも限りませんが、もしこれがエイプリルフールの冗談ではなく現実に起こったとすれば、私たちは潔く諦めて、来世に期待するしかないでしょう…。

https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/15129

reference: physdailymail/ written by なかしー

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